外国人介護職員と一緒に働く日本人へのインタビュー②

外国人介護職員と一緒に働く日本人へのインタビュー②

海外から日本で介護の仕事で働く際に、みなさんが心配だと思うことが、日本人とのコミュニケーションではないでしょうか。介護職の仕事の中でも、コミュニケーションは大きなウェイトを占めます。今回も各国出身の介護職員と一緒に働く日本人へのインタビューを行いました。

Contents:

実際のインタビュー映像もあわせてご覧ください

各国出身の外国人が働いている施設の日本人スタッフの方にそれぞれ伺ったお話をまとめて紹介します。インタビュー動画も合わせてご覧ください。

〇徳島県でバングラディシュ出身のヌールさん、ファイサルさんと一緒に働く吉田さん

〇茨城県でモンゴル出身のオーギーさん、シュレーさんと一緒に働く荒井さん、飯田さん

〇長崎県でスリランカ出身のシトゥミニさん、アシニさんと一緒に働く久保田さん

〇茨城県でタイ出身のターさんと働く村上さん

 

 

外国人スタッフの方と一緒に働いてみて、良かったと感じる点を教えてください。

(吉田さん)最初は日本語もなかなか話せずに、理解力も不十分でした。そこで、理解をしてもらえるようにできるだけ分かりやすく彼らに伝えるように心掛けました。私自身の指導力をしっかり意識しながら一緒に働いているので、自分自身も成長できたかなと思います。

(荒井さん)2人とも元気があって。笑ってくれたり、指導した時に「ごめんなさい、間違えちゃった!」と言ったり、ちゃんとそういう反応ができるので、一緒に働いていて、気持ち良く働かせてもらっています。

(飯田さん)私も同じで、とても明るくて、フロアに入ってきた時に「おはようございます!」って元気良く挨拶してくれるので、入所されているおじいちゃんおばあちゃんもニコニコと、「元気な子が来たな」って覚えていただいたので。明るいところと、勤勉なところ。見えないところですごく勉強しているので、こっちも勉強しなくちゃ、と振り返りができて良かったと思います。

(久保田さん)レクリエーションの時など文化交流になり、利用者様も興味深く話を聞かれます。

(村上さん)いつも明るくポジティブなので、私も前向きに頑張ろうって思います。また、仕事に対しても学習に対しても一生懸命頑張っているので私も見習わなければいけないと感じています。

 

日本人スタッフの皆さんは、外国人スタッフの方とどのようにコミュニケーションをとっていますか?意識していることなどあれば教えてください。

(吉田さん)基本的には日本語を使ってコミュニケーションをとっていますが、ジェスチャーや少し英語を混ぜることを意識しています。

(飯田さん)私たちは言葉が分かるので、早口で話してしまうんですけど、聞き取れない部分があるので、ゆっくり、本人の目を見て、表情を見て話すようにしています。

(荒井さん)先ほど飯田が話したように、やっぱりゆっくり話すようにして、あと、長い文で言ってしまうと分からないので、短い文で分かりやすく、コミュニケーションを取れるようにしています。あとはジェスチャーを交えながら、「ちゃんと理解しているかな」っていうのを見ながらコミュニケーションを取るようにしています。

(久保田さん)話を聞き取りやすいようゆっくり話をしたり、難しい単語や専門用語などはきちんと説明して理解してもらうようしています。

(村上さん)基本的には日本語で会話をしています。相手が理解しているか、していないかというのは顔を見ながら、こちらも反応を見ながら対応するようにしています。本人が「分かった」と言うこともあるんですけどその時には復唱してもらって理解しているか確認することもあります。あとは本人が聞き取りやすいようにこちらもゆっくりと話すようにしています。

 

外国人スタッフの方の仕事中の様子や普段接している中で、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

(吉田さん)ひとつひとつ見て覚えるっていうのが彼らの基本になっています。見て覚えるっていうことがとても早くてびっくりしています。

(荒井さん)先ほど一番目の質問の時にもお話させてもらったんですけど、感謝ができて、「ごめんなさい」って謝ることができる。そういうところが多くあるので、いつも接していてこっちが気持ちよくて。「好印象」が強いと言うんですかね、だから本当に、できれば、このまま残っていて欲しいと思うくらい。一緒に働かせてもらって、気持ちよく過ごしています。

(飯田さん)入所のスタッフや、入所している方と一緒に話している時に、「わーっ」と盛り上げてくれるので、会話が多くなったし、笑顔が多くなりました。その場の雰囲気が明るくなりますね。

(久保田さん)スリランカはカレーの文化があるので、レクリエーションの一環でカレー作りをした際に、実習生にスリランカのダールカレーを作ってきてもらって、利用者様に食べてもらいました。日本人が食べ慣れない味ではあったと思いますが、利用者の皆さんが「美味しい」と言って食べられたのが印象深いです。

(村上さん)とにかくいつも明るく接してくれています。入居者様と接するときも、職員と接するときもいつも笑顔で接していることが多いという印象です。

 

施設利用者の方からは、外国人スタッフの方に対してどのようなお声や反応がありますか?

(吉田さん)彼らは日本語を覚えるためにとてもよく話をします。利用者さんやスタッフのみんなと会話することがとても楽しいみたいです。また、利用者さんからも、話をしていてとても嬉しいという反応があります。

(飯田さん)「明るいね」とか、「日本語上手だね」「頑張ってるね」って、率直な意見がありますね。

(荒井さん)そうですね。「頑張ってる」というのは利用者さんからも見て分かるというのがありますので、恐らくその「頑張ってるね」という評価していただいている事って、オーギーさんやシュレーさんにも伝わっているんじゃないかな、と思います。

(久保田さん)最初は怖いと思う利用者様もいらっしゃいましたが、実習生が優しく接してくれることで、今では、出勤を楽しみに待たれる利用者様もいらっしゃいます。

(村上さん)特に嫌がったりクレームのような声は全くありません。明るく丁寧に接してくれているので日本人職員同様に皆さん安心されていると思います。