よく使うフレーズを知っておくと、高齢者の方とコミュニケーションをとりやすくなり、体調の変化にも早く気づくことができます。他の職員との連携にも役立ちます。
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高齢者の方への声かけで使うフレーズ
- 「失礼します」「失礼しました」
高齢者の方の居室を出入りする時、介助を行う前後に使います。
特に居室は高齢者の方のプライベートな空間ですので、必ず声かけをしてから出入りします。
- 「昨日はよく眠れましたか?」
- 「体調、お変わりありませんか?」
毎日の体調の変化を知ることができます。
- 「〜していただけますか?」
- 「〜は手伝いますので、〜はご自分でしていただけますか?」
自分でできることは可能な限り行っていただくことが大切です。介護職員が全部してしまうと、高齢者の方のできることが少なくなってしまうからです。
例:「手が届くところはご自分で洗っていただけますか?届かないところは手伝いますね。」
「後ろから支えますので、立ち上がっていただけますか?」
「上着を脱いでいただけますか?」
- 「なにかあったら、いつでも呼んでくださいね」
高齢者の方に安心して生活していただけます。
- 「〜をしますね、よろしいですか?」
高齢者の方にお世話をする前には必ず、一言声をかけてから行います。
突然、何かをしたり触れたりするなら、恐怖心を抱かせてしまいます。
通常、高齢者の方に対して’丁寧語’を使います。相手に尊敬や敬意を表す言葉遣いのことです。
例えばトイレの介助をする時、「立ち上がってください」「立ち上がっていただけますか?」どちらも言葉の意味はあまり変わりませんが、相手に抱かせる印象が変わります。
「立ち上がってください」→指示、命令している印象を与える。
「立ち上がっていただけますか?」→相手に優しく依頼している印象を与える。
高齢者の方への敬意が伝わる言葉遣いを心がけましょう。