日本での生活のヒント

日本での生活のヒント

日本に行って介護の仕事をしようと決めると、勉強や就職に向けた準備で忙しくなると思います。それと同時に、日本での生活についても情報の収集が必要となってきます。どの都市で働くかによっても変わってきますが、ここでは日本での生活のヒントについて、日本で働いた経験のある外国人の方々からのアンケートやインタビューをもとに案内します。日本に行って生活しても困らないための情報の一つとして活用してください。

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ホームシックにならないために

新しい環境で、それも日本語で、新しい仕事や生活を始めるとホームシックになってしまう人もいるようです。日本で生活している海外の人はどうやってホームシックを克服しているのでしょうか。
ネパールから日本に行ったMr.Mani Gyawaliさんは次のように教えてくれました。「初めのころはホームシックになったこともありましたが、友達や職場の仲間、語学学校の先生の力を借りて、直ぐに日本の社会に慣れることができました。母国の家族とは電話や無料通話アプリなどを活用していつもコミュニケーションを取っていました。また、スマートフォンのアプリなどでビデオコールをすることもありました。」
また、モンゴルのMs. Anarbayar Renchinkhorolさんは、「モンゴル料理のレストランに行くと、料理の味、人々の会話、などから母国にいるように感じられます。たまに自国の料理レストランに行くと良いかもしれません。」とアドバイスしてくれました。

また、ホームシックがひどくなったり、精神的にきつくなった時などは、無料の相談サービスを利用することもできます。「ホームシックになったり、誰とも相談できない時など、英語ではありますが、相談サービスを使ったことがあります。」と教えてくれた人もいます。参考までにこのようなサービスもあります。

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生活インフラ

日本は地方都市に行ってもインフラがしっかり整っています。電気、ガス、水道は殆ど何処に住んでいても利用することができます。「日本のように水道の水を気にせず使えることは私の母国ではあり得ませんでした。日本の水道水はとても綺麗で、かつ安心して飲めます。生活インフラのことを何も気にせず生活できるので、とても安心して幸せな生活をおくれます。」とネパールのMr.Mani Gyawaliさんは言っています。

また、フィリピンのAnnieさんは「日本の交通手段は便利で、安全で、使いやすいです。」と言っています。また、ガスの扱いに慣れていない国の人もいるかと思いますが、説明書などを読めば安心してガスを利用することができます。

通信環境に関しても、ほぼ日本全国がカバーされています。携帯の電波も、山奥に行かない限りは概ね通じます。ただし海外から日本に行くと通信料が少し高く感じることもあるようです。「生活インフラで気になるのは、大手通信キャリアの利用料金が高く、データ通信量にも制限があることです。」というコメントもありました。

 

お金やポイントカード

「正直に言うと、お金を引き出したり、送金するのは、モンゴルの方が便利でした。日本の銀行は待ち時間が長く、ATMではお金を引き出すと費用がかかる場合があり、またその費用は時間や曜日によって違っています。」とモンゴルのMs. Anarbayar Renchinkhorolさんは教えてくれました。日本でもモバイルバンキングのサービスが増えているので、以前ほど銀行に行って並ぶ必要は無くなりましたが、それでも銀行の手数料は他の国より高い場合があるようです。モバイルバンキング以外にも、ICカードやモバイル決済も普及しており、お金に関するサービスは日本でもどんどん便利になっています。

更に日本ではポイントカードの利用も一般的です。お店やレストラン、コンビニでもポイントを貯め便利に利用することができます。「コンビニやスーパーなどで、様々なポイントカードを利用して少しでもお得に買い物をするようにしていました。」というコメントもあります。

 

 

コンビニエンスストア

日本で生活すると必ず利用するのがコンビニエンスストアです。日本はどこに行ってもコンビニエンスストアがあると言っても過言ではありません。「コロナの感染拡大前は、平均で週に3回程度コンビニに行っていました。食材はできるだけスーパーで買いますが、買い忘れた食材や、自炊したくない時はお弁当をコンビニで買います。また、コンビニでは、印刷や宅配便、ATMなどの利用もできます。さらに、電気、水道の支払いやイベントチケットの購入もできます。」とフィリピンのAnnieさんは教えてくれました。コンビニエンスストアをはじめとして、24時間営業のお店は数多くあります。